姉妹のご来館を戴きました。

ドイツから一時帰国され、ご来館戴いた平田麻紀子様(右側)と川崎在住のお姉様
ドイツから一時帰国され、ご来館戴いた平田麻紀子様(右側)と川崎在住のお姉様

 写真右側(写真撮影時のみ、マスクなしで撮影させて戴きました。)の方「平田麻紀子様」は、ドイツに20年近く住まわれている方で、ドイツの知人から「ご先祖が明治時代、日本政府からの要請により官営紋龞製糖所の製糖能力改造の為、製糖技師として在日していたことが判り、その時の状況が判る史料を探している」事が平田様を通じてお問い合わせが有りました。


私自身、「ビート資料館」を担当して丸9年、当然にご先祖である「クレムメご兄弟」の存在を知っておりましたので、当館で所蔵している資料「明治政府との雇用契約書」を送信させて戴きました。

ご子孫のミヒャエル・クレムメさんからは、その後「関心が有れば当時の写真が残っているが希望が有れば、送信できる」旨の返答を戴き、写真資料の提供を戴きました。

その後、「懸け橋」となって戴いた平田様が所用で一時帰国する事となり、この機会に川崎にお住いのお姉様と二人で、「当館へ来る目的だけで来帯する」旨のご連絡を戴き、今日の日を迎えました。

お約束通り10時頃、お二人でご来館戴きご挨拶の後、ミヒャエル・クレムメさんからご提供戴いた資料(一般来館者向けに周知するべく、展示したボード)をご覧戴いた後、15分のDVDをご視聴戴きました。

2時間程のご案内の後、お二人で更にご観覧の後に写真を撮らせて戴きました。

あっという間の時間の経過でした。
わざわざ遠方からご来館戴いただけでも有難い事ですのに、「平田様」がこの機会にご自身で色々調べられたそうで、「田村顕允が教会を造られた事、田村顕允から御礼に漆塗りの小タンスを送ってもらった等」新たな史実を知ることが出来ました。

平田様は数日後には日本を離れられるとの事。
どうか旅のご安全をお祈りすると共に、今後共平田様ご家族皆様のご健康とご多幸、ご活躍を心からお祈り申し上げております。

この度のご縁、本当に有難うございました。

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コメント: 2
  • #1

    平田麻紀子 (火曜日, 26 4月 2022 00:58)

    清水様
    ブログ上にてわざわざこの様にご紹介いただき、大変恐縮しております。
    清水様には来館時2時間以上にも渡り館内展示の説明を懇切丁寧にして頂き、大変興味深く拝見させて頂きました。清水様の展示情報についての知識の正確さ、またその情報量の多さには驚きと同時に感銘を受けました。今回の訪問はもちろんクレムメさん(ドイツ)と日本との橋渡しが目的ではありましたが、私自身も日本での甜菜糖業について沢山のことを学ばせて頂き、感謝しております。また何と言っても、今回の調査は清水さんの存在なしには不可能でありましたし、清水さんのような素晴らしい方に巡り合うことができ、本当に有難いことだと思っております。コロナ禍、ウクライナ戦争など不幸なことばかりが続く中、心温まるひと時を持てたことは非常に幸いでした。ありがとうございました。清水さん、体調など崩されませんよう、お身体には十分お気をつけてお過ごしください。そのうちドイツから御子孫ご本人がいらっしゃるかもしれません!その時にはまたぜひお目にかかりましょう!

  • #2

    館長の清水です。 (水曜日, 27 4月 2022 10:00)

    平田麻紀子様、この様にHPへもメールをお寄せ下さり、誠に有難うございました。平田様とめぐり会いに心から感謝しております。昨日付でミヒャエル様から写真データを「伊達市」へ提供しても良いとのご快諾を戴きましたので、早速対応させて戴く考えです。私の願いは、何と言っても当館はさて置いて「伊達市」とのしっかりとした繋がりのきっかけを作りたい・・それがご子孫の方々・平田様のお気持ちに寄り添う事と思っています。
    平田様の熱意に動かされただけですので、お力によるものが大きいですね!!本当に世の中、日々暗いニュースばかりですが、ごく一部の人間に惑わされずに多くの人を信じて過ごしていきたいと思っています。
    平田様、お姉様、どうかお身体ご自愛にの上、益々のご健康とご活躍を心からお祈りしております。お会い出来るのを楽しみに、頑張って参ります。
    有難うございました。

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