6月12日(日)西興部村からH・S様ご夫妻ご来館

西興部村からご来館のH・S様ご夫妻
西興部村からご来館のH・S様ご夫妻

 本日、薄曇りの肌寒いお天気の中、12時30分頃ご夫妻の

ご来館を戴きました。
 

 受付後、ご夫妻のこの後のご予定を伺いますとご主人「特にない」

との事で、更に「ご案内に30~40分位戴けるか」をお聞きすると、

「30分位で・・」との事でご案内をスタートしました。


 「帯広製糖所」のご説明の中で、写真パネルをご覧戴きながら

「工場の前と後ろに専用の鉄道(軽便鉄道)を走らせていた・・」

とお話ししますと、

 ご主人が写真の線路を指差しながら「レール幅(軌道幅)が違いますよね・・」

とご指摘がありました。

 

 鋭い!! ご指摘のとおり国鉄(JR)は1,067mm、子会社十勝鉄道㈱が

担っていた軽便鉄道は762mmでした。


 更に「当時、貨車へのビートの積み込みは手積みですか?」とのご質問に、

専用のビートフォーク等で「手積み」だった事をお伝えしました。

 その際、1階ホール左側壁に「工場裏ビートビン」写真の方へご案内し、

様子をお話しました。
 「国鉄の貨車で直に工場裏ビートビンへ・・」のお話しの根拠として、

「4本のレール写真」(コピー)をご覧戴き、ご納得戴きました。


 2階へご案内すると、当社が開発した「ペーパーポット」

をご存知だった様で、お二人で話しをされていました。


 「芽室製糖所」の「映像」を視聴戴きますと、奥様は驚かれた様に

ご覧になっていました。


 映像視聴後に改めて「白下から砂糖(結晶)にするまで」を詳細に

ご説明しました。


 第二展示室での昭和天皇他多くの皇族の皆様が来られた事、第三展示室では

「当社並びに同業他社の歴史」をお話し、ご理解を深めて戴きました。


 「明治時代の二つのビート工場がことごとく短い操業期間で失敗に

終わった・・」と言うご説明に対し、

 ご主人から「なぜ失敗に終わったのか?」とのご質問を戴き、

「官営紋別製糖所(裁断能力@100~120t/D)、札幌製糖㈱(裁断能力@200t/D)

とそこそこの能力があったので、小さな馬車でしか運搬手段が無かった明治時代

は、工場を動かしたり止めたりの繰り返しで、とても採算が合わなかった。

 

 それを避けるために初代社長は工場を立ち上げると同時にインフラ(鉄道)を

巡らし、沿線で出来たビートを貨車により自社工場へ安定的に供給する事が出

来た。」事をお伝えしました。


 この様なご夫妻とのやり取りの中、あっと言う間に1時間が経過して

しまいました。


 ご夫妻は、先日帯広に来られた時に8線道路(当館前)を通った時に

「ビート資料館」の存在を知り、今日は再挑戦で「当館」を目的に来て戴いた

との事。

本当に有難うございます。(*´∀`*)

 

 子供の頃、実家が酪農を営んでいた事もあり、「家畜ビート」の事は勿論、

他の畑作農家さんから「ビート2コ位分けて貰って、家で煮詰めて甘苦い砂糖

を作った事がある・・」等楽しいお話しを伺う事が出来ました。


 H・S様ご夫妻、本日は遠くからご来館戴き、誠に有難うございました。

 

ご夫妻共々どうぞお元気で・・!!

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